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本当の手と見えない手  東川小学校

0128東川小.JPG

今日は東川小学校の4年生が常設展示を見学に来てくれました。
先日は6年生がファッションの展覧会を見学に来てくれた東川小学校。
現代美術館の常連校です。
図工の先生だけでなく、
担任の先生方も美術館での作品鑑賞をとても大切に思ってくださる、
とっても素敵な学校です。

美術館に到着し、見学のためのルールをみんなで確認。
そのあとで3つのチームに分かれてじっくり鑑賞です。
まずはじめに見たのは、
3階展示室に展示されている鶴岡政男の≪重い手≫。
この作品の前に腰を下ろした途端、
「すごい!」の声が。
それに続いて、
「手がいっぱいある!」「ケガしてる!」
などなど、さまざまなことに気付き、教えてくれました。
もう少しじっくり見て行くと
一人ひとりの気付いたことにみんなが連鎖し、
「左右の足の太さが違う」、「それはケガをして足が腫れているからだ」、
「手にもケガしている」、「そういえばあちこち傷ついている」、
とみんながかわりばんこに発言してくれて、言葉が止まりません。

「背負っている巨大な手はどのぐらいの重さなんだろう?」と聞いてみると、
お友達ぐらい・・・・?、いえいえ、もっと重くて大人の人ぐらい・・・?
いえいえ、あの大変そうな様子は、きっともっともっと重いんだ、
とのみんなの意見。
さらに「手が4つ描かれているけれど全部ほんとうの手なのかな?」
と質問すると、
下に引きずっている2つの手は本当の手だけれど、
後ろからのしかかる大きな手は本当は見えないもので、
それを支える小さな手はがんばっている心の手だ、と
みんなで少しずつ考えていることを言って
結論がまとまっていきました。
みんなのすばらしい鑑賞力に脱帽です。

学校が美術館から近いこともあり、
全体の半分ぐらいは今までに美術館に来たことのある子でしたが、
どの作品にも目をキラキラ輝かせ、夢中になって見入っていました。

放課後にもぜひまた遊びに来てくださいね!
                       (武)