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2009年3月27日

春の遠足 その2  irop造形教室

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今日も造形教室のこども達が遊びに来てくれました。
到着したときは、昨日のこどもたちに比べて
ちょっと落ち着いた感じのみんなでしたが
作品をみながらいろいろ話してくれました。

内海聖史の《三千世界》では、
展示室に入った途端に、作品一つ一つの小ささと数の多さにびっくり。
まず、どんな色が使ってあるかを聞くと
「赤」「むらさき」「オレンジ」のほか
「みどり」とか「きみどり」とか「うすいみどり」という意見が。
私が何も話していないうちに
すでに同じ緑にもいろんな種類があることに気づいてくれています。

この造形教室では、
みんなが同じものを制作するのではなく
こどもたちそれぞれが作りたいものを選んで
それが完成するまで何週間もかけて制作するそうです。
まるでアーティストの共同アトリエみたいな感じです。
なので、「どうやって作られたのか」とか、「材料は何なのか」
ということにすごく興味を持ってくれます。

《三千世界》がどうやって描かれたかをみんなに聞いてみると
おはし、パンチで丸く切ったものに彩色した、など
作っている人たちならではのいろいろな発想がありました。
じつは綿棒を使って描いてあるということを教えるとやってみたいという声も。
その後、この作品に使われているのと同じカンヴァスを
みんなに触ってもらいました。
そして、そのカンヴァスの材料のパーツをみせて
組み立て方を説明すると、みんな身を乗り出して聞いています。
一つも特別な材料はなく、造形教室にある材料で作れそうです。
そんな身近な材料できちんとしたカンヴァスを自分で作って
そしてそこに絵を描く、ということが
制作魂を揺さぶったようでした。

現代美術の作品のさまざまな表現が
みんなのこれからの制作のヒントになってくれたら
すごく嬉しいです。

ぜひまた遊びに来てくださいね!
                 (武)

2009年3月26日

irop造形教室の春の遠足 その1

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学校は春休み中。
しばらく学校のトークのお休みですが、
造形教室のみなさんが見学に来てくれました。

この日のために教室の先生が、しおり代わりの
スケッチブックをつくりました。
そこには
作品を見て考えるきっかけになるような問いかけが書いてあります。
たとえば、
《ロッキング・マンモス》についての質問は
「このマンモスと話ができるとしたらどんな話をしますか?」。
こどもたちは
「すきなたべものはなんですか」というものから、
「にんげんのことはすきですか?」というものまで、
実にさまざまで、ちょっと考えさせられるようなものもあります。

田中功起のインスタレーション作品は、
いつもこども(特に男の子)に大人気なのですが、
この日もみんなモニタの前に寝そべって見入っていました。
ちょっと自分もやってみたくなるようなアクションが次々に展開し
何度もループしているにもかかわらず
ずっと釘づけになって見ています。
「どんなものを使って音をだしているかな」という質問でしたが、
文字で答えを書く子でけでなく、絵で描いている子も。
造形教室に通っているから絵で表現する方がやりやすいみたいです。

学校とはまた違った友達と一緒に遠足に出かけるのも、
楽しそうでいいですね!
               (武)

2009年3月24日

ワークショップの様子をお伝えします!

3月21日(土)、22日(日)に行われた、
春休み親子ワークショップ。

「街を重ねてみよう」ということで
美術館周辺の街並みや公園を探検し、
街のあちこちで撮影した写真を使って作品を作りました。

29日(日)までのあいだ、
楽しく貴重な時間となったワークショップの様子を
参加できなかった皆さんにも分かち合おうということで、
展示を行っています。

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参加者の作った作品はもちろん、
美術館周辺の地図や
ワークショップの様子を撮影したスナップと記録映像、
そして、今回のワークショップの講師をつとめたアーティスト、
佐原和人さんのアニメーション作品の上映も行っています。

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素敵な作品がならんでいますので
木場公園へのお花見やお散歩がてら、
ぜひ美術館にお立ち寄りください!
                    (武)

2009年3月22日

街を重ねてみよう 2日目!

本日はワークショップ「街を重ねよう」の2日目。

午前中にちょっと近所に探検に行くのですが、お天気がちょっと心配。
天気予報では、午後から降るとか、江東区はずっと曇りとか
ちょっと心配な予報。

探検に出かける前に、美術館の近くの地図を参加者に渡します。
地図は、美術館から西側の清澄白河コース、
美術館から東側の美術館通りコース、
そして美術館から南側の公園コースの3種類。
どの方面に行くかによって撮影できるものはずいぶん変わりそうです。

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清澄白河コースの商店街には、猫に出会えるお店があります。
動物を撮影するのは近寄りすぎると逃げてしまうし、
遠すぎると写らないのでかなり難しいのです。

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探検から戻った後は、OHPシートに撮影して
切ったり、貼ったりして街を重ねる作業です。
細かいところはカッターを使ってきれいに切っていきますが、
シートが滑りやすいので
必要なところを間違って切ってしまわないように、
細心の注意を払います。

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普通の風景では上からぶら下がっているものを
下から伸びているように貼り付けてみたり
工夫によっていろいろ変わります。
佐原さんは参加者にいろいろな方法をやさしく教えてくれます。

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完成後は、発表会。
OHPで拡大投射すると、
高さ5メートルぐらいに大きく映し出され、すごい迫力でした。

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参加者のアンケートには、
「街の新しい見方や楽しみ方がわかった」という意見や
「親子で話し合いながらモノを作れたのが楽しかった」という意見が。
今日だけでなく、これからおうちの近くを歩くときにも
親子で話し合いながらいろいろなものを見つけてもらえるといいですね。
                                      (武)

2009年3月21日

街を重ねよう その1

現代美術館がエントランスホールなどをリニューアルして、いよいよオープン初日を迎えました。
それに日を合わせるように開催されたのが、この親子の春休みワークショップ。
今回は水彩画家の佐原和人さんを迎えて、風景を重ねるワークショップを行いました。

まず、ありふれた街での風景の見つけ方を、佐原さんにお話してもらいます。

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それから美術館周辺の街や公園に親子で探検に出かけます。
街ではご近所の育てている花を撮影したり、
道路の向こうの風景をや、カラフルなトラックを撮影したり。

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佐原さんは自転車に乗って参加者の皆さんを追いかけ、
いろいろとアドバイスをしたり、気さくに声をかけます。
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美術館に戻ってきてからは、撮影した写真をOHPシートにプリントし、
切ったり、貼り合わせたりして、街を重ねていきます。

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完成したら、展示室の大きな壁に拡大して投影しながら、発表会です。

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皆さん本当に素敵な作品が出来上がりました!
(武)