« 2007年11月 | メイン | 2008年1月 »

2007年12月27日

花模様に囲まれる~横浜市立美しが丘中学校

美しが丘中学校2007.12.JPG

美術館も今日で今年は終わりです。
その師走のあわただしい中、
横浜から美しが丘中学校の美術部の生徒さんが
SPACE FOR YOUR FUTURE展を見にきてくれました。

最初に紹介したのはマイケル・リンの作品(写真参照)です。

色鮮やかな花の絵が壁にかかっていますが、
作品はこれだけではありません。
この絵のまわりの白い壁いっぱいにも、
同じ模様の花が鉛筆で丁寧に描かれているのです。

「作家は実物の花を見てこの絵を描いたわけではありません。
何を見て描いたのでしょう?」
と生徒のみなさんに訊ねると、
「花をとった写真」「自分で描いた花の絵を組み合わせた」など
なかなか核心に迫る答えが返ってきました。

じつはマイケル・リンは
私たちのまわりにある花柄“模様”をテーマに
作品づくりをしています。

例えば、枕カバーや洋服など私たちの暮らしには
至るところに花柄模様が隠れています。

中学生たちは、それぞれ自分の家を思い出しながら、
「カーテン」「テーブルクロス」「ふとん」「絨毯」など
花柄模様が広がっている風景を教えてくれました。

こんな風に、作品とそれを見る人たちの生活が
どこかでリンクしていく・・・・。
マイケル・リンのねらいもその辺にあるのかもしれません。

展示室いっぱいに満ちている花に囲まれて、
中学生のみなさんと楽しい対話ができました。
(C.M.)

2007年12月20日

池のほとりに作品?~文京区立礫川小学校

礫川小学校ブログ.JPG

「SPACE FOR YOUR FUTURE」展は展示室の中だけで
完結しているわけではありません。
作品は美術館のそこかしこに・・・・・隠れています。

図書室の一角、エントランスホール、
そして屋外にある池のほとり(この写真)など
思わぬところで作品に遭遇できるかもしれません。

さて今日来てくれた礫川小学校の6年生は
今、学校の図工の時間で、
ユニークな課題に取り組んでいるようです。

グループで大きな立体作品をつくり、
それを学校の中の好きな場所を選んで、
展示まで行うのです。

校舎の中の階段や廊下はもちろんのこと屋外でも大丈夫。
中には屋上での展示を考えているグループもあるそうです。
着々と準備を進めていることを、嬉しそうに教えてくれました。

作品とそれが置かれる場所との関係性に踏み込んだ創作。
まさに現代美術の核心をつく行為ですね。

今日の見学は参考になったでしょうか?

さて生徒たちが楽しんでいるこの作品ですが、
透明な小屋の中には目に見えないもの---空気が入っています。
「太古の空気」「恋する空気」「進化する空気」
それぞれが3つの小屋で体験できるのです。

みなさんはおそるおそる入って深呼吸。
お気に入りの空気を見つけたようです。

ちなみに人気があったのは、「恋する空気」。
女子からの圧倒的な支持を集めていたようでした。
(C.M.)

先生といっしょ~港区立東町小学校

東町小071220.JPG

美術館でこどもたちにトークするのは、
私たち学芸員ばかりではありません。

数は必ずしも多くはありませんが、
先生たちも美術作品の前に立ち、
お話をしていただくことがあります。

今日の港区立東町小学校は、
毎年、当館を訪れてくれる学校です。

最初はSPACE FOR YOUR FUTURE展を
学芸員の案内で見学し、
その後、場所を移して常設展示室へ。
こどもたちは今度は先生と一緒に、
スゥ・ドーホー、岡本太郎、宮島達男の
作品を鑑賞しました。

こどもたちの興味のありかや、
普段の様子をよく知っている先生ならではの
トークがごく自然に進んでいきます。

「この作品は学校のプールよりも大きいかな?小さいかな?」
「岡本太郎はみんなと同じ港区に長い間、住んでいたのよ」
「宮島達男の作品は、みんなが住んでいるすぐ近くでも見られます。」

こどもの好奇心を引き出すような話を織り交ぜなから、
同じ作品を見つめて、
先生もいっしょになっておもしろがったり、
こどもの反応にフシギそうに考えたり。

先生の共感力ってすごいです。
こどもたちの中に芽生えた「おもしろい」という気持ちを
さらに深く大きく膨らませていく・・・。

そういう幸福な現場に立ち会えました。
(C.M.)

2007年12月19日

早速、美術館へ

六本木ブログ.JPG
今日は、六本木高等学校の皆さんが
アート探索の一環でやってきました。

実は、先日出張授業で六本木高等学校には、
おじゃましたばかり。
現在特別公開中の岡本太郎《明日の神話》を中心に、
太郎にまつわるお話をしてきたのでした。
そして今度は、美術館に作品鑑賞に来てくれたのです。
早速、美術館に来てくれるのは、うれしいです。

初めは、企画展を一緒にみてまわりました。
高校生ともなると雰囲気はもう大人。
小学生とは違うので、お話する内容も大人モードです。

今回の企画展では、中に入ったり、触ったりと体験できるものも多く、
なかでも、空気をデザインしたダイキン・エア・デザイン・プロジェクトの
《エア・リレーション》が人気でした。
3種類のデザインされた空気があるのですが、
その中のひとつ《恋する空気》は、特定の女の子に人気でした。(写真)

企画展を見た後は、授業でも取り上げた岡本太郎《明日の神話》と対面。
「わたし岡本太郎大好きなんです!」とファンの女の子もいて、
その大きさに圧倒されながらもみなさん満足げでした。

学校の授業の後での実際の作品鑑賞。
話を聞くだけでなく、実物との対面は、
鑑賞する目や感性を育むという意味でも
大切なことだと思います。(G)

2007年12月18日

みるみるうちに・・・・ 堤小学校

tutumisho.JPG

堤小学校の6年生は
朝学校でみんなで一緒におにぎりを作り
お弁当持参で美術館にきてくれました。

まずは常設展示を鑑賞。
イエロー、ピンク、ブルーの3チームに分かれて2つほど鑑賞。
ウォーホルの《マリリン・モンロー》の前では、
「一番元気そうに見えるのは?」「一番さびしそうなのは?」
「一番怖そうなのは?」と同じ表情でも
色によって性格が変わって見えることや
人それぞれ感じ方が違うことを体験しました。

そして、岡本太郎の《明日の神話》へ。
子ども達が作品から見つけたことをどんどんメモしていき、
図工の南先生がみんなの見つけたことを入口にして
話を進めていきます。
話はどんどん盛り上がり、いつまでたっても尽きません。
なんとこの作品だけで50分も鑑賞しました。
みるみるうちに時間がたってしまい、あっという間の50分。
まだまだ時間が足りない様子の子ども達。
どんどん膨らむ想像力、本当にすごい!です。

あのお弁当を公園で食べた後は
「SPACE FOR YOUR FUTURE」展を鑑賞。
このときも子ども達は「公園で遊ぶよりもほかの作品が見たい」
と言ってくれたそうです。
どんな大人になるのか、将来がとっても楽しみな子ども達でした。
(武)

心おどる自由鑑賞~江戸川区立江戸川小学校

江戸川小ブログ.JPG

「SPACE FOR YOUR FUTURE」展の
学校団体見学もそろそろ佳境です。
残すところ数校となりました。

さて今日来てくれたのは、江戸川区立江戸川小学校。
この写真は生徒が、AMIDアーキテクチャーの作品(小さな模型)を
夢中になって見ているところです。

どんな話をしているのでしょうか?

当館で行っている学校プログラムは、
普通、40分程度のギャラリーツアーと30分程度の自由鑑賞時間で
構成されています。
学芸員と一緒のギャラリーツアーもそれなりに
こどもたちは楽しんでくれているようですが、
自由鑑賞時間もじつはとても大切な意味を持っています。
何と言っても、
自分で作品を選び、自由に鑑賞できるのですから。

この時間には、
見たい気持ちが先走ってしまうのか、
小走りになってしまう生徒もちらほら。

今日人気だったのは、
エルネスト・ネトのふわふわした彫刻と、
足立喜一朗の電話ボックスで列ができました。
また池の端にあるダイキン・エア・プロジェクトの小屋の中で、
のんびりとくつろいで時間を過ごしていた生徒もいたようです。

その一方で、先生たちはひやひや・・。
誰か迷子にならないか、
さわいで迷惑をかけないか、
作品を壊したりしないか、
心配いっぱいの自由時間でもあるようです。

見たい作品にまっしぐら。
美術館のルールはわかっているけれど、
心がはやって浮き足立ってしまう。
美術館としては、
マナーも教えつつも、
ひとりひとりに芽生えた“作品へのまっすぐな思い”を
大切に育てていきたい・・・そう思います。(C.M.)

鑑賞の工夫

白鳥ブログ1.JPG
本日は、午前と午後あわせて3つの小学校がやってきました。
午前中に来館したのは、葛飾区立白鳥小学校5年生96名。
引率の先生方も加えると100名を超えます。

これだけの大人数でまわる時は、
自由鑑賞の時が問題になります。
というのも、「さあ、これから自由鑑賞だよ」というと、
クモの子を散らすように会場へと消えていきます。
一応、美術館でのルール「走らない」「触らない」「さわがない」を
伝えているのですが、興味をそそる作品を前に
一瞬これらのルールも消えてしまうようです。

白鳥小学校では、団体鑑賞に工夫が見られました。
3クラスあるのですが、クラス毎に別れ、
担任の先生が引率し、きちんと列を作って
ゆっくりと見てまわっていました。(写真)

じっくりと個人個人で鑑賞する時間はなかったようですが、
走り出していなくなる子がいなかったので、
こちらとしてはちょっと安心できました。

学校にもルールがあるように、美術館にもルールがあります。
ともに楽しく鑑賞できるよう、人数や学校の雰囲気にあわせ、
束縛することのないような、より効果的な鑑賞方法を共に
さぐっていきたいと思います。(G)

2007年12月14日

学校訪問、はじまりました!

ブログいちのえ.JPG

2007年度の「アーティストの1日学校訪問」がはじまりました!
今年度の訪問アーティストは、
履けない靴をつくるアーティスト、佐藤一朗さんです。

訪問第1回目に行ってきたのは江戸川区立一之江小学校。
この小学校は、現代美術館にもよく見学に来てくれます。
この授業では
佐藤さんが持ってきた履けない靴の作品を
特別にはいてみることができます。
つま先だけの靴や二人三脚のように二人で履く靴など、
様々な靴を体験したあとで
実際に子ども達も履けない靴づくりに挑戦。
様々な履けない靴が子ども達の手で生み出されました。
写真は、ビニール袋の中に毛糸などふわふわの素材の詰まった「靴」。
両足を一度に入れて履き、移動するときはぴょんぴょん飛ぶのだそうです。
「中に足を入れるとても暖かいから
コレを履いて椅子に座って勉強するんだよ」とのこと。
素敵なアイディアですね!
(武)

2007年12月13日

「SPACE FOR YOUR FUTURE」展楽しい!でも《明日の神話》もすごい!

東せん.JPG

住吉近くにある東川小学校。
今回は6年生が見学に来てくれました。

まずは「SPACE FOR YOUR FUTURE」展を鑑賞。
カーステン・ニコライの作品では
入口が真っ暗で、どこかお化け屋敷の入口を思い出すらしく
ついつい声が出てしまいます。
そこで「音の出ている作品だから静かにしてそっと入ってみてね。
そうするときれいなものが見えてくるよ。」と教えると
そっと耳を澄まして入ってくれます。
そして霧の水滴で紫色にきらめく光を見つけると、
今度は静かな歓声が。
「わーきれい」「すごい」と口々につぶやきながら
その美しさに見とれる瞬間です。

企画展のあとは常設展をほんの少し見ました。
《明日の神話》ではなんといっても作品の巨大さにびっくり。
描かれているモチーフをひとつひとつ見ながら
少しずつ作品全体の様子を把握していくと
子ども達の心の中でさまざまな物語が生まれ始めます。
5分だけ常設展の自由見学時間がありましたが、
「面白いから」と言って、先生の作ったワークシートに
黙々と《明日の神話》のモチーフをスケッチする子が何人も。

短い時間でしたが、美術館を丸ごと楽しんでくれました。
(武)

2007年12月11日

身近なもので

第5砂町.JPG


12月11日。
午後から第5砂町小学校の5年生が来館。
チームに分かれて、「SPACE FOR YOUR FUTURE」展を鑑賞しました。

嶺脇美貴子の不思議なアクセサリーの数々の前では、
それぞれがどんなものから出来ているのかを推理しながら鑑賞しました。
リコーダー、おろしがね、サインペン、キングギドラのソフビ人形、
漆塗りのように見えるプラスチックのおわん、パソコン、
そして100円ライター。
種明かしするたびに
身近なものがすっかり姿を変えてそこにあることに
みんな驚きの声を上げます。

男子はガンプラに釘付けになって、
「これはザクかな」「これは武器だね」と
元になったパーツがガンダムのどの部分なのか詳しく見ています。
女子はひとつひとつをじっくり見ています。
まるでアクセサリー売り場に来たかのように
自分が身につけたときのことを想像し、選んでいたのかもしれません。

また、水辺にある空気の作品では、
「恋する空気?!」とわくわくするやら、恥ずかしいやら。
ふんわり柔らかな香りも相まって、女の子に人気です。
自由見学の時間には気に入ってしまって
入ったまま出てこなくなってしまう女の子も。

男子も女子もお気に入りの作品を見つけてくれたようです!
(武)

行列のできる作品?

赤羽ブログ1.JPG
今日午前中に来館したのは、
港区立赤羽小学校4年生93名のみなさん。
実は、夏にも常設展示を見に来ているので、
今年2度目の来館です。
1年に2度もやって来てくれるなんて嬉しい限りです。

今回は、企画展を見て回りました。

さすが、一度来ているだけあって、
美術館のルールもばっちりです。
「走っちゃだめ!」「触らないように気をつけて!」など
お互いに注意をしながら回っていました。

いろいろ体験できる作品も多いのですが、
中でも行列の出来ていた作品がありました。(写真)
エルエンスト・ネトの《フィトフューマノイド》。
館内で配付しているこどもポケットガイドには
「すっぽりソファー?」とキャッチコピーがついています。

包み込まれて体感する彫刻作品。

非常に人気の高い作品です。
すっぽり包まれるととても気持ちが良いのです。
みんなの表情も実に和やかになります。

何度も来館しているせいか、
作品との向き合い方も積極的に感じました。
なにより、みんな楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきて
継続した活動の成果が現れているのかなと嬉しく思います。(G)

2007年12月 9日

未来ウォッチング~親子で楽しむギャラリークルーズ

SFクルーズブログ用写真.JPG

先週と今日、「SPACE FOR YOUR FUTURE」展の
エデュケーション・プログラムとして
親子で楽しむギャラリークルーズを実施しました。
その名も“未来ウォッチング”!!

これから私たちが迎える未来ってどんなところ?
そんなことを想像しながら、
巨大な風船や透明な家、ぴかぴか光るドレスなど
フシギな作品を学芸員と一緒に
見てまわる鑑賞プログラムなのです。

約1時間、展覧会を見てまわった後、
親子が取り組むのがこのワークシート。

未来の生活にこんなものがあったらいいな?
未来はきっとこう変わっているはず!
-----そんなアイデアを親子一枚ずつ絵にして
もらいました。

「歩くといろいろな音がでるくつ。演そう会もときどきあって
毎日が楽しくなります。」(5年生)
「家ごと移動(旅行)できるといいな。気分によってお引越し。」(お母さん)
「うくペット型ロボット。おせわもかんたん!!」(4年生)
「デパートにもひこうきがこれてもっと広い未来」(3年生)
「疲れたときに、すぐに本当の旅行に行ったような気持ちになる
バーチャル・トリップ・キャップ」(お母さん)

今、テレビのニュースを見ると地球温暖化や年金問題など、
暗い気分になるようなものがあふれています。
もしかしたら未来は明るくないかも?と思いきや、
今日の参加者が書いてくれた未来は
今よりも便利で楽しそう。

でも中には、こんなご意見も。
「窓外に自然の景色、室内にTV、好きな本とPC、
机上にビールとツマミ・・・があれば。
十分明るい未来デス」

書いてくれたのは40代のお父さんでした。
(C.M.)

2007年12月 7日

美術館のご近所さん

かずや.JPG

美術館のごく近くにある、
江東区立数矢小学校の皆さんが常設展示の見学に来てくれました。

まず初めに講堂で映像を見ながら展示のポイントをチェック。
「様々な大きさの丸が集まった絵のなかに数字が見える作品」
「中に入るとなにかがたくさん見えてくる作品」
「まるで本物のお客さんのようにリアルな人物像」
「一見屏風絵のようなのに裏を見るとふすまで出来た絵」
「旅の写真のなかのどこかにお地蔵様が写った作品」
「名画かと思ったら、果物の中に人の顔がある作品」
など、見所がもりだくさん。

そのあとで展示室に移動し実際の作品を見て回りました。
「シロナガスクジラのように巨大な壁画」
と紹介した岡本太郎の《明日の神話》では、
「裏から見るとばらばらになっていたものをつないだ跡が見えるよ」
と教えると、みんな興味深そうにじっくりと裏を観察していました。
ここにある巨大なものがばらばらになっていたってこと、
確かに不思議ですよね。

なんといっても近所の美術館ですから、
ぜひこれからも放課後などに気軽に美術館に足を運んでくださいね!
(武)

2007年12月 6日

どんなおはなし? 中川小学校

なかがわ.JPG

給食のあと、バスに乗って美術館に来てくれたのは、
墨田区立中川小学校の3年生。
実は今日の見学は墨田区の図工の先生方の研究授業にもなっていて、
子ども達は大勢の大人たちが見守るなか、
緊張しつつも夢中になって現代美術を楽しんでくれました。

はじめに2チームに分かれて展示室で作品を鑑賞。
ローゼンクイストの《バンディーニのために》では、
画面のあちこちにちりばめられた、
バンディーニにまつわる物語を読み取りました。

そのあとは、
子ども達が学校で描いた物語の絵を鑑賞し合いました。
「ハートの雲が空に浮かんでいるのを見た犬が、
またハートの雲を見たいなぁと思っている」
など、さまざまなお話を絵にしてくれていました。

そして最後は、
《明日の神話》を鑑賞。
さまざまなモチーフの描かれた大きな作品を見て、
どんなお話が描かれているのかを考えました。
「真ん中にいる悪魔が町を襲っている」という子がいると思うと、
「真ん中のガイコツは楽しそうに踊っている。
踊りを踊って悪いことを吸い取っている」
という子もいて、見方はじつにさまざま。
「ホテルのロビーに飾られるはずだったんだったら、
ガイコツがお客さんを守ってくれているのかも」
と言った子もいました。

子ども達の無限の想像力には、脱帽です。
(武)

小さな探検

葛飾ブログ.JPG
今日午前中は、葛飾区立葛飾小学校5年生の皆さんが
企画展を見にやってきました。

お天気も良く、お昼はお隣の木場公園で食べるのだとか。
ちょっとした遠足気分でしょうか。

この時期企画展には、たくさんの学校団体が、
鑑賞学習にやってきます。

学校によって展示室を回る形体もさまざま。
この日は、4チームわかれ、4名の学芸員が
それぞれのチームに付いて一緒にまわりました。

今回の展覧会では、キラキラしていたり、暗かったり、
音が出ていたり、超巨大な箱が浮いていたり、
中に入ったり、登ったり、降りたりする作品が多く、
なんだか探検隊になった気分です。

自由鑑賞の時も、
「今度はあっちに行ってみよう!」
「もう一回挑戦!」
と元気に見て回っていた姿が印象的でした。

アクティブに体感できる作品が多いのも
今回の展覧会の魅力の一つです。

そんなことを説明しなくてもすでに子ども達は、
自ら楽しみ方を発見してくれたようです。(G)

2007年12月 4日

一番人気は・・・。

1ブログ.JPG
今日は、板橋区立志村第四小学校6年生の皆さんがやってきました。
事前に学校で配布されていた美術館見学のしおりには、
「自分がいる未来空間にあったらいいなと思う椅子は?」の設問がありました。
みんなどんな未来の椅子を考えてくれたのでしょう?

「空とぶ椅子」
「水をあげないと枯れる椅子」
「宿題をやってくれる椅子」
「消せる椅子」

などなど。

実は、現在開催中の企画展「SPACE FOR YOUR FUTURE展には、
すわると色がかわる椅子が展示されているのです。(写真)

みんなの考えてくれた椅子も作品になると面白そうです。

展示室では、一番のお気に入りの作品を探しながらめぐりました。
一番人気は服のように着ると体がすっぽりと埋まってしまう
やわらかいソファーのようなエルネスト・ネトの彫刻作品。

はじめ、着てみると重たい、重たいといっていましたが、
そのままゴロンと床に寝転ぶと、
「やわらかくて気持ちいい」とニッコリ!

みんなそれぞれにお気に入りの作品が見つかったようです。

「お気に入りを探す」という見方も鑑賞のひとつ。
今度は、お家の方やお友だちと美術館に来て、
「どれが好き?」なんてお話ししながら回ってみてくださいね。(G)

2007年12月 1日

全身で楽しんでみました~日野市立三沢中学校

三沢中.JPG

今日は週末ですが、日野市立三沢中学校の美術部のみなさんが
「SPACE FOR YOUR FUTURE展」を見に来てくれました。
先生によれば、年間数回こうした美術館見学に
出かけているとのこと。
話題のムンク展にも行ったそうです。

現代美術はほぼ初体験のみなさん。
特に見るだけでなく体験型の作品には
新鮮な驚きがあったようです。
この写真のネトの作品には、「ずっと埋もっていたい」と
発泡スチロールのビーズの感触にうっとり。

そして一番人気はマングース・スタジオの《fuwapica》(ふわぴか)。
一見、ただの白い椅子ですが、
人が座った時の空気圧を感知して、
それを色に変換し、鮮やかに発光します。

ピンク、濃い緑、黄緑、黄色、赤・・・。

同じ人でも軽く座った時と、全体重をかけた時では、
色も異なる七変化。

最初は静かだったみなさんも
色の変化や美しさに魅了されたのか、
積極的に働きかけています。
こうしたインタラクティブな作品は、
来館者の緊張感をほぐしたり、親近感を高めたり・・・
鑑賞力トレーニングのウォーミングアップに最適ですね。

みなさんと一緒に楽しんでいるうちに、
瞬く間に1時間半が過ぎていきました。
長いツアーおつかれさまでした!
(C.M.)