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2007年10月26日

学校で習ったよ

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展示替え直後の常設展に見学に来てくれたのは、
横川小学校のみなさん。

前回に引き続き展示中の作品、
スウ・ドーホー、岡本太郎の《明日の神話》につづき、
今回より久々に展示室に登場の柳幸典作品をみんなで鑑賞。
「どんな形をしているのか見てみよう」
と周りを一周してもらったところ、
「前方後円墳!」という言葉が聞こえてきました。
「社会の授業で習った」そうで、みんな知っていました。
さすが6年生!

この作品は2~3人ずつ中に入って楽しむもの。
まず1人が代表でなかに入って、
中の様子をみんなに伝えてもらうことにしました。
すると「あっ!お金!・・・お金がいっぱい~!」というコメント。
外で待っていた人から
「自分の欲望を言ってるの?」という言葉がありましたが、
実はこの作品は誰が見てもお金がいっぱい見えるのです。
しかも無限に。

自由見学の時間にみんなも中に入り、
お金がいっぱい(?)の世界を堪能したのでした。
(武)

2007年10月23日

「学び」はいつまでも

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世田谷美術館では、「美術大学」という区民を中心とした
一般の方対象の講座を開講しています。
美術史の講義や実技、鑑賞会など幅広く学ぶ講座です。

今日は、その美術大学のみなさんが
鑑賞会の一環で当館を訪れてくれました。

一般の講座ということもあって、年齢層も様々。
現代美術館は初めてという方が3分の1、
そして半数がコレクション展を見るのは初めてとのこと。

今回は、いつも常設展示室でギャラリートークを行っている
当館のガイドスタッフの方々にトークをしていただきました。

参加者のみなさんは、普段から美術に興味を持ち、
いろいろなものを鑑賞しているだけあて、
トークの最中も積極的に質問が飛び交い、
笑い声が絶えないアットホームな雰囲気で
ギャラリートークは進行していきました。

いくつになっても学び続け、好奇心を持ち続けることは
とても素敵なことではないでしょうか。

こうした鑑賞者のみなさんとの出会いを大切にし、
共に学びながら日々成長していけたらと思います。(G)

2007年10月17日

現場の悩み・・・

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教員研修の一環として先生方が、
美術館に来られることもありますが、
逆に学芸員が学校に出向いてお話する機会もあります。

今日は、新宿区立中学校教育研究会美術部に出向き、
当館で実施している学校団体向けのプログラムを中心に、
お話をしてきました。

せっかくの機会なので、なぜ美術に目覚めたのか、
先生方のアート初体験を伺いました。

「小学生の頃に体育館で見たピカソの記録映画に大興奮した」
「幼少の頃、はじめてのオペラ鑑賞で、その舞台美術に感銘を受けた」
「お菓子のおまけシールのキャラクターを描くのが楽しかった」
「工作が好きで、オリジナルのおもちゃを作っていた」
「小さい頃からベレー帽をかぶっており、風景画を描くのが好きだった」

などなど、みなさんいろいろなエピソードをお持ちで、
非常に盛り上がりました。
やはり、幼少の頃の体験が、将来美術の道に進もうという
きっかけに少なからずなっているようです。

普段我々が行っている子ども向けのプログラムも
そうした経験の一つとして将来その子が美術好きに
なってくれるきっかけになれば良いなと思います。

現場の先生からは、現行の授業時間数では、
美術館に連れて行きたくても時間が確保できない、
生徒に現代美術を見せても楽しんでもらえるか不安と
いった苦悩や率直なご意見が多数寄せられました。

こうした研修会で、学校と美術館双方の人間が直接顔をあわせ、
意見を交わしたり、情報交換をすることは、
とても意義のある事だと思います。

学校との連携、お互いに知恵を出しあって、
より良い方向や方法を探っていけたらと思います。

                                (G)