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2007年8月28日

磯辺ワールドにどっぷりつかる

磯辺先生トークブログ.JPG
今日は、現在開催中の磯辺行久展関連企画として
学校の先生を招待し、特別レクチャーを実施しました。

磯辺展担当の学芸員と磯辺氏本人によるスペシャルトークです。
磯辺氏の学生時代のお話や、芸術家を志した動機など
展覧会だけではわからない貴重なお話がたくさん飛び出しました。

続いて、展示室内で磯辺氏本人によるギャラリートークを実施。
作品が作られた経緯や作品に込められた意味など、
これまた直接お話を聞かなければわからない裏話なども満載の
特別レクチャーとなりました。

参加した先生方も展覧会の内容が深まり
いろいろと考える良い機会になったと好評でした。

磯辺ワールドにどっぷりとつかり、
作家本人と過ごし貴重な時間は、
先生方にとっても非常に刺激的だったようです。(G)

2007年8月27日

美術館のお仕事

中学生のみなさん.JPG

今回のクルーズでは、
深川第四中学校の2年生5人が手伝ってくれました。

裏方としてクルーズで使う材料を準備したり、
クルーズ中のこどもたちの発言をメモしたり、
こどもたちのエアドーム作りを手伝ったり、と
大活躍です。
参加者のこどもたちからも
「中学生のおねえさん」は大人気でした。
やっぱり、少し年上のおねえさんというのは
頼りがいがあるようです。

5人のなかには以前小学生のときに
クルーズに参加したことのある人もいました。
参加者からスタッフへと立場が変わり、
ずいぶん色々なことに気がついたそうです。

今回のクルーズに参加した小学生が
中学生になったとき、
今回の彼女達の活躍を思い出して、
「私もああなりたい!」と思う子がでてくるといいですね!
(武)

2007年8月26日

夏休みの自由研究に!

中の風景.JPG

展示の鑑賞と、それを深めるアクティビティがセットになったものを
当館ではギャラリークルーズとよんでいますが、
今回の「夏休みのハプニング」クルーズでも、
鑑賞後に工作をおこないました。
制作したのは磯辺さんの作品にちなんで、
「エアドーム」。

赤、緑、紫など色とりどりのポリ袋に水中メガネをつけ、
鑑賞のときに考えた「みんなで集まってやりたいこと」の風景を思い浮かべ、
それを描いた画用紙を切り抜いて貼りつけます。
ストローと一緒にビニールを密封し、
空気を入れてふくらませば完成です!

サッカー、お化け屋敷、お誕生日会など、
さまざまなエアドームが出来上がりました。
上の写真の作品は「宇宙でのプロレス」だとか。
水中メガネから覗くとちょっとフシギな世界に見えます。

夏休みもあと数日、ということで、
宿題の自由研究にも使えそうです。
(武)

2007年8月25日

夏休みのハプニング

クルーズ1日目.JPG

ただ今開催中の磯辺行久展。
この磯辺展をめぐるこどもむけのクルーズが開かれました。

はじめはウォーミングアップとしてクイズを出題し、
「美術家で環境計画家」
「ワッペン」
「たんす」
「気球」
「みんなの集まる場所をつくる」
「川の流れていたあとをたどる」
などの磯辺さんにまつわるキーワードを頭に入れてから展示室へ。

「『ベロ』じゃなくて『ワッペン』だよね」
「気球をあげてるところだ!」
とみんなバッチリな記憶力です!

クルーズの開催する2日間だけ、
参加する子ども達のために、
特別にエアドーム内に風船を浮かべました。
ふわふわした楽しい空間に、子ども達もくつろぎモード。

エアドーム内部に設置してある送風口を見て、
「あ!ここもワッペン型だよ!」
・・・・本当です!今まで気がつきませんでした。
くつろぎつつもきちんと発見しているこどもの観察力に脱帽です。
(武)

白鳩第二保育園

白鳩.JPG

今日の朝一番で、
小さなお客様がMOTコレクションを見にきてくれました。
江戸川区にある白鳩第二保育園のこどもたちです。
(写真:「溝口先生のお話を聞くこどもたち」)

白鳩第二保育園はとてもユニークな美術教育をしていて、
当館にも定期的に見学に来てくれます。
だからなのか、小さな幼児たちなのに、
きちんと美術館のマナー(『さわがない、走らない、さわらない』)も
守って鑑賞してくれます。

岡本太郎の《明日の神話》の前では、
「あっ!ひびがある!」と修復の跡も発見。
さすがの眼力にお母さんたちもびっくり。

まだ小さいので中々まとまった言葉にはなりませんが、
きっとこどもたちは、大人が気づかない多くのことを
感じたり、思ったりしているのでしょうね。(C.M.)

2007年8月22日

先生と美術館の良い関係

墨田ブログ.JPG
先日、都の教職員研修が終わったばかりですが、
今日は墨田区の図工の先生たちが当館を使って研修を行いました。
研修内容は「美術館で行う鑑賞授業のシミュレーション」。

教室を飛び出し、生徒たちを美術館まで引率することは、
先生にとっては大変な労力を要します。
当館としてもできるだけ先生がたのリクエストに応え、
充実した鑑賞授業の場として美術館を活用して欲しいと思っています。

子どもたちが美術館に来る前に、まずは先生が美術館を
楽しい場所だと認識してもらうことも重要だと考えています。

そのためにも、まずは先生と美術館との良い関係を
築いていくことが第一歩なのではないでしょうか。(G)

夏休みの先生たち

豊島区.JPG

夏休みのあいだでも、
学校の先生方は毎日さまざまな場所へ研修に出かけています。
夏休み真っ最中の8月21日。
しかも一日の中で一番暑い昼下がり。
豊島区の小学校の図工担当の先生方が、
美術鑑賞の研修にいらっしゃいました。

常設展示室でいくつかの作品を一緒に鑑賞しながら、
子ども達が見学に来たときに使っている
様々なアイテムや参考写真を見たり、作品を体験していただいたりしました。

アトリウムにある藤本由紀夫の《Ears with Chair》では、
先生方が1人ずつイスに座ってどんな音が聞こえるのかを体験しました。
子ども達からはよく「輪ゴムをビヨビヨしたときの音」とか、
「飛行機の音」などといわれていますが、
先生方にはどう聞こえたでしょうか?

学校から引率で来館したときは、
この作品で音を聞くことだけでなく
スゥ・ドーホーの布のサンプルを触ったりするのも
子ども達が体験するだけで時間がなくなってしまい、
先生方は意外と体験できないままに帰る時間になることが多いのです。
夏休みこそ、
涼しい美術館で、ゆっくりと体験していくチャンスなのかもしれません。
(武)

2007年8月19日

ワークショップ展示終了しました!

Bボラ.JPG

夏休みこどもワークショップが終わったのが8月5日。
それから今日まで約2週間。
美術館のエントランスホールの一角に、
こどもたちの作品が展示されました。

おりしも美術館は男鹿和雄展と磯辺行久展で混雑真っ盛り。
小さなこどもたちも両親に連れられて
たくさん美術館にやってきていたのです。

そうしたこどもたちの格好の遊び場だったのが、
このワークショップ展示でした。
面白い動物たちや、動いたりしゃべったりする眠る人。
最初はこわごわ・・・慣れると好きな動物を探したり、
楽しそうに遊んでくれました。

そうしたかわいいお客さんたちに、やさしく説明したり、
時には一緒に遊んでくれたりしたのが、
“展示ボランティア”のみなさんです。
(写真は今日の当番のお二人です。)

「こういう表示があったらお客さんにもわかりやすい」など
鋭いアドバイスをいただくこともしばしば・・・。

この猛暑の中、来る日も来る日も
美術館に通ってきてくださったのべ51人のみなさん。
ありがとうございました!

明日はいよいよ作品を片付けます。(C.M.)

2007年8月15日

ワークショップの舞台裏

全員写真.JPG

ワークショップの主役は子供たちですが、
その陰には沢山の大人も関わっています。
ここに写っているのはアーティストの磯崎道佳さんと、
アシスタント・ボランティアのみなさんです。

35人のこどもたちの暑い夏休みをサポートするには
何より強力なチームワークが必要で、
アシスタントをまとめて行くのも磯崎道佳さんの
重要な仕事でした。

前日のリハーサルから本番までの4日間。
ワークショップが無事に楽しく進んでいくように、
朝から晩まで準備や打合せに多忙な日々を過ごしました。

この写真はワークショップば終わった直後の写真。
緊張感が解けて、
みんなの笑顔に達成感と
そしてちょっぴり安堵感が漂っているかもしれません。
(C.M.)

太郎の裏には何がある?

篠崎第中ブログ用.JPG
夏休み真っ只中。
連日、美術館もたくさんの人で賑わっています。
今日は、江戸川区立篠崎第二中学校美術部の
みなさんがやってきてくれました。

暑さのためかちょっとお疲れの様子。
でも、展示室では、目を輝かせて鑑賞していました。

岡本太郎《明日の神話》を中心にトークをしましたが、
作品の両端にある、小さな階段のヒミツをお話しました。
実はこの階段、作品の修復痕を裏側から覗くことができるのです。
ばらばらになっていた壁画は、その一つひとつに番号がふってあり、
ジグソーパズルのように組み合わされています。
その様子を確認することができます。

作品の裏側をみるといういつもとちょっと違った鑑賞方法に
みなさんも興味津々。
神妙に覗き込んでいました。

美術作品の裏側鑑賞、この夏休みのちょっとした
ハプニングかな?
(G)

2007年8月 9日

忙しい夏休み

都研修ブログ.JPG
世間は夏休み。
でも、学校の先生たちはこの夏休み中にも研修があり、大忙しです。
今日8月9日は、東京都教職員による選択課題研修「図画工作・美術Ⅲ」が
当館で行われました。

講師は、現代美術館の教育普及担当学芸員3名。
現代美術館の教育普及活動の紹介と学校の授業でどのように美術館を
活用できるのか、鑑賞プログラムの実践演習を行ってもらいました。

初めに、参加している先生どうし、自己紹介もかね、
ご自身のこれまで印象に残っている美術館体験をお話していただきました。
学生の頃に行った海外の美術館のことや、国内のお気に入りの美術館、
作品などいろいろと話しが盛り上がりました。

その後は、3つのグループに分かれてそれぞれ学芸員が引率し、
実際の子どもたちの反応を紹介しながら普段の学校団体鑑賞時に
行っているギャラリートークを体験してもらいました。
また、今回は特別に美術館の収蔵庫にもご案内し、作品を守るという美術館の
使命についても実感していただきました。

トーク終了後は、実践演習として、小学校、中学校の先生に分かれて
美術館を活用してどのような鑑賞授業が考えられるか、
授業案を作成していただきました。

作品を見て感じた事をダンスで表現するなど、個性的な授業案も飛び出し、
明日からすぐにでも実践できるような素敵なプログラムが多数誕生しました。

学校と美術館の距離はまだまだ遠いですが、こうした研修会を通じて、
少しでも身近な教材として美術館を活用していただけるとうれしいです。(G)

2007年8月 7日

イラストになったクルーズ

6月に開催された
「ギャラリークルーズ♪大きなコレクションと小さなコレクション♪」が
Tokyo Art Navigationで紹介されました!
平澤まりこさんの優しげでかわいらしいイラストで
クルーズの活動が流れを追ってとても詳しく紹介されています。
まだクルーズに参加した事のない方や
「ギャラリークルーズって一体何をするの?」と思っている方は、
このページをちょっとのぞいてみてください!
(武)

http://tokyoartnavi.jp/spot/index.php

2007年8月 5日

夏休みこどもワークショップ<第3日目 その2>

眠りの森.JPG

美術館のエントランス奥に広がるこの風景。
これが、こどもたちが3日間かけて作りあげた“眠りの森”です。

明るい色にあふれた夢のようなこの風景は、
でもそれだけではありません。

よく見るとなにやらぶつぶつ声が聞こえます。
「もう食べられないよう~」
「夢ならさめてくれ」
「みかん、ほしい!」などなど。

そして寝ている人形たちは時おり、
ばたばたっ、びくっとカラダを揺すります。

ワークショップ最後のお披露目会で、
初めてこの「眠る人」たちが動き始めると、
こどもたちから歓声が上がりました。

そこから聞こえてくるのは、
そこにいるこどもたちの声なのです。
(録音した声を流しています。)

「眠る人」の寝言はさらに続きます。
「一億円ほしいよう~」
「お母さん、あそぼ」
もしかしたらこどもたちは、普段は言えない願いを
寝言に託したのかもしれません。

でも中には
「社長、もうしません~」というものも。

3日間かけてやっとできたこの“眠りの森”は、
大人になると見ることのできない風景なのかもしれません。

こどもだけが知っている“眠りの森”を
どうぞ見にきてください。
8月19日まで公開中です。
(C.M.)

夏休みこどもワークショップ<第3日目 その1>

3日目2.JPG

ワークショップも最終日を迎えました。

大人のスタッフの表情や歩き方からは疲労の色が・・・。
その一方で、子どもたちは相変わらずのエネルギーで
全力投球でぶつかってきます。

磯崎さんの魔法にかかった子どもたち。
35人の小学生が、
毎日休むこともなく暑い太陽の下、やる気満々で美術館に通ってくるのも、
驚異的です。

さてこの写真。
「眠りの森」に住む動物をこどもたちが想像して、
作ったものです。

白く光っているのは、すずらんテープ。
すずらんテープのカラー版を使って、
子どもたちは自分が考えた動物達を
夢中になって作りました。
2つ作って、家に持ち帰る子どもたちも。

さて3日間のワークショップが全て終わって、
“眠りの森”はどんな姿になったでしょう?(C.M.)

2007年8月 4日

夏休みこどもワークショップ<第2日目>

2日目.JPG

今回のワークショップのテーマは“眠りの森”。
副題に“こわくて楽しいヒミツの森をつくろう!”とあるように、
この森は、ただ単に夢のような美しい場所ではないようです。

1日目に大きな「眠る人」を自分たちでも作った子どもたち。
2日目には、眠る森に生えている植物や生き物たちの風景を
描きました。
・・・・といっても、絵具を使うわけではありません。
美術館の大きな窓ガラスに色とりどりのカラーポリ袋を
写真のように貼って、風景を作るのです。
それはまるでステンドグラスのよう・・!

色は全部で11色。
赤、ピンク、水色、緑、銀色、オレンジなど好きな色を使って
思い思いの形を貼っていきます。
どうやって貼っているのかは企業秘密。
(写真をよく見て当ててください!)

「眠る人」と「風景」が出来たら、
いよいよ最後の日に突入!(C.M.)

2007年8月 3日

夏休みこどもワークショップ<第1日目>

磯崎WS1日目.JPG

今日から夏休みこどもワークショップ“眠りの森”が始まりました。
これからの3日間。子どもたちはアーティストの磯崎道佳さんと一緒に
そしてアシスタント・ボランティアのお兄さん・お姉さんとともに、
朝から夕方まで長い時間を過ごすことになります。

今朝、やや緊張気味だった子どもたち。
自分の周りにいるのはみんな初対面の人たちなので、
様子をうかがうように静かに座っています。

そんな子どもたちの心をわしづかみにしたのが、
磯崎さんのイントロ・トーク!
準備した「眠る人」(人形:写真参照)を始動させると、
子どもたちのボルテージが一気に高まって、
表情が大きく変わりました。

これで心の準備はOK。
さてこれから何が起こるのでしょうか?(C.M.)

2007年8月 1日

美術部活動に刺激!?

burogu1.JPG
夏休みに入るや否や、中学校や高校の美術部のみなさんの来館が増えています。
そんな中、今日は小平市立小平第三中学校美術部のみなさんが見学にきてくれました。

「普段は、どんな作品をつくっているの?」という問いかけに、
マンガやイラスト、自分の好きなものを描いていると答えてくれました。
なるほど。今はあまり風景画や静物画は描かないようです。

「さて、現代美術館には、どんな作品が展示されているでしょうか?
マンガやイラストもあるかもしれません。
きっとみなさんがまだ見たこともない作品があるかも・・・」

天井からぶら下がっている布で出来た大きな彫刻や、足で描いた絵画、
はたまた人形を写真にとってリアルに描いたもの、そして幅30mもある
大きな、大きな岡本太郎の《明日の神話》。

どれもこれも初めて目にする作品ばかりで、ちょっととまどってる様子も伺えましたが、
こちらからの問いかけにいろいろと反応をしてくれて、楽しい鑑賞の時間を
過ごしてくれたようでした。

美術部の活動にも参考になる作品との出会いがあったのではないでしょうか?
(G)